シーバース
ベーシックだけどさりげなくこだわりをもった
自分らしい“大人の女性カジュアル”を楽しめるセレクトショップ
ホーム JUN OKAMOTO/ジュンオカモト
商品一覧
JUN OKAMOTO/ジュンオカモト
商品並び替え:

JUN OKAMOTO
2016-2017
Autumn & Winter
“TIME”

「JUN OKAMOTO(ジュンオカモト)」の2016年秋冬コレクション。
今シーズンのテーマは “TIME”
今回も一つのストーリーをデザイナー岡本順が考え、そのストーリーの、情景や、登場人物の彼と彼女の服をイメージしたデザインを展開しています。そして、一着、一着のお洋服には、ワード(名前)がついています。JUN OKAMOTO のあたらしい世界を、お試しください。

Collection story
TIME

「舞踏会に着ていく服が欲しいの。」

彼女は目を輝かせながら彼を見上げた。
そう言われて、彼は彼女の部屋の中を見渡した。

部屋の中にはミニチュアで出来た家が置かれ、
その中の小さなクローゼットの中には
小さな生成りで出来たドレスがきれいに並べられていた。

「君が作ったの?」
彼はそう言って小さなクローゼットの扉を開いた。

彼女はうなずき-----

「君が作ったの?」
彼はそう言って小さなクローゼットの扉を開いた。

壊れた柱時計の針は、さっきから前に進んだり後ろに戻ったりしていた。

彼女はうなずき、
「そう、けれどここにはボロ切れしかなくて…。」
そう言って恥ずかしそうに下を向いた。

彼はニコリと微笑むと、ミニチュアのクローゼットの扉を閉めた。
「さぁ、どんなドレスが欲しいか想像してごらん?」

彼女はコクリとうなずき目を閉じて、
頭の中で色の無いボロ布で出来たドレスに色を付けはじめた。

彼女は長い間目を閉じて黙ったままだった。
彼も彼女の邪魔しないでおこうと黙っていたが、
我慢出来なくなり彼女の思考の中を覗き見した。

彼が覗き込んだ彼女の思考の中には、
春に咲くチューリップみたいなピンク色のドレスや、
春の熊が大好物の蜂蜜みたいなイエローゴールドの生地で出来たドレスは全く無く、あるのはシックに輝くダークトーンのドレスばかりだった。

すると突然、彼女が目を開けた。
彼は不意をつかれ、あやうく彼女の思考の中に閉じ込められるところだったが、
間一髪で戻ってくることが出来た。

「あのね、黒やネイビーの光沢のある生地でコレとコレは作って欲しいの、
それにコレとコレば、つるんとしたカーテンのような生地で、
あ、そう言えば、この間そこの柱時計を壊してしまったから、それも直すこと出来る?
あと、出来たらこのくるみ割り人形も・・・。」

彼は頭の中で少し考えて、改めて聞いてみた。

「ねぇ、もっとかわいらしい色、、、、
例えば、そこにあるマーガレットみたいなオレンジ色のドレスとか、そうだね、
ほら、チューリップのような、、、」

「色の事はよく分からないの。」
彼女はそう言って、困惑したような顔で彼を見上げた。

彼はハッとして、彼女の目を覗き込んだ。(彼女の目の奥には色が写っていなかった。)

「コホン、それでは君の願いを叶えてあげるよ。」

彼がそう言って指を鳴らすと、彼女はどんどん小さくなていき、
気がついたらミニチュアのクローゼットの前に立っていた。

彼女はハッとして、クローゼットを開けてみた。
自分で作ったはずのミニチュアのドレスは、彼女にぴったりのサイズになっていた。

「それと、」
そう彼は言って、もう一度指を鳴らした。

するとさっきまで色のついていなかったドレスが、彼女がいつも思い描いていたような
夜明け前の空の色や、鮮やかな黒に染まり、
彼女の思い描いていた通りのシックなドレスになっていた。

そして彼がもう一度指を鳴らすと、さっき直してもらうように頼んだ、
時計のパーツやくるみ割り人形も同じ様に、ドレスの柄として浮かび上がってきた。

「あ、間違えた、、」
彼は小さな声でそう言って微笑んだ。

けれど彼女は気に入ったのか、彼に微笑
み返した。

「それでは最後に!」
そう言って彼がもう一度指を鳴らした。

すると顎のラインで真っ直ぐに切り揃えられていた彼女の髪は
両肩の下まで緩やかにカーブしながら伸びだし、それに合わせる様に身長も伸びだした。

気がつくと、鏡の前にはドレスと共に少女から大人へと変化した彼女の姿があった。

「さぁ、舞踏会に出かけましょう。」

そう言った彼はさっきまでの白髪の人形ではなく、
立派な王冠をかぶった王子さまになっていた。



「ごめん、待った?」
「いや、対して。」

そう言って、僕は本を閉じた。

「まだ読んでたの、その本?」
「うん、まぁ。」

そこからは一気に彼女が話し始めた。
昨日起こったことからはじまり、今朝の朝食の様子を克明に伝えたかと思うと、
2週間前の美容院での出来事の話しになったりと、
少し壊れた時計みたいに時間軸を飛び越え話し続けた。
それはほんとに素晴らしいくらいの出来栄えで、

(映画を見ている間の2時間を除いて)彼女は話し続けた。
そして僕はそれを飽きもせずに聞き続け、うなずき続けた。

「ふぅ、おいしかった。あ、そう言えばあなたは今日何があった?」
食べる間も話し続けた彼女はようやく話しをとめた。

僕はそれについて少し考え、
「君はおかしなニット着ているね。」
白い紙のくるみ割り人形の描かれているニットを見ながらそう言った。

「それって、褒めてるの?」
「もちろん。」

そう言って僕は笑い、彼女はさらに笑って僕の腕を取った。

「だって今日はクリスマスでしょ。」

この街で一番大きな柱時計が0時の鐘を鳴らした。

JUN OKAMOTO 2016-2017
Autumn & Winter “TIME”

登録アイテム数: 38件
 
  説明付き一覧    写真のみ一覧
1 | 2 次のページ»
20%OFF!真夜中になびくカーテンみたいなジャケット《セール商品につき返品不可》
20%OFF!砂時計みたいなチェスターコート《セール商品につき返品不可》
20%OFF!少女に縛られた哀れな人形みたいなトレーナー《セール商品につき返品不可》
20%OFF!アネモネみたいなショートパンツ《セール商品につき返品不可》
20%OFF!壊れた時計を隠したパンツ《セール商品につき返品不可》
20%OFF!カーテンの奥に恥ずかしそうに隠れているショートパンツ《セール商品につき返品不可》
20%OFF!読みかけの本みたいなブラウス《セール商品につき返品不可》
20%OFF!リラックスしたカナリアみたいなブラウス《セール商品につき返品不可》
50%OFF!ジャスミンの香りのするショートパンツ《セール商品につき返品不可》
50%OFF!ジャスミンを入れたティバッグみたいなワンピース《セール商品につき返品不可》
50%OFF!休日のためのカーディガン《セール商品につき返品不可》
50%OFF!春を待っていた彼女のためのワイドパンツ《セール商品につき返品不可》
50%OFF!ツタが絡みついたようなニット《セール商品につき返品不可》
50%OFF!ティバッグみたいなトップス《セール商品につき返品不可》
50%OFF!いろんな香り(記憶)を詰め込んだガウン《セール商品につき返品不可》
60%OFF!ステンドグラスのかけらみたいなシャツワンピース《セール商品につき返品不可》
60%OFF!海と雲と砂浜で出来たジャケット《セール商品につき返品不可》
60%OFF!シャンパンボトルみたいなオールインワン《セール商品につき返品不可》
60%OFF!シャンパンの泡で出来たワンピース《セール商品につき返品不可》
60%OFF!2フランのチップの代わりにもらったブラウス《セール商品につき返品不可》
40%OFF!ウールケープコート《セール商品につき返品不可》
40%OFF!気球柄の包装紙みたいなタイツ《セール商品につき返品不可》
40%OFF!海の上でゆらゆらと揺れるジャケット《セール商品につき返品不可》
50%OFF!ストラップサンダル《セール商品につき返品不可》
50%OFF!デッキチェアに座る彼女のためのブラウス《セール商品につき返品不可》
50%OFF!グラスに残った氷とレモンのようなワンピース《セール商品につき返品不可》
50%OFF!ペリエの泡みたいなワンピース《セール商品につき返品不可》
50%OFF!プリントベアワンピース《セール商品につき返品不可》
50%OFF!レザージャケット《セール商品につき返品不可》
50%OFF!プリントワンピース《セール商品につき返品不可》
 
  説明付き一覧    写真のみ一覧
1 | 2 次のページ»